砂漠へ行った時の話。
ラクダに乗ってサハラ砂漠の真ん中へ
この日の参加者は僕だけだったから、ラクダを引きの青年と二人で色々な事を喋った
モロッコのこと、日本のこと、お互いのこと、家族・兄弟のこと、好きな時間のこと、、、
『映画を観たり、本を読んだりしてる時が好きだよ、ハミゾは??』
「わかんない、僕は仕事かな。仕事の友達に会えるし、沢山の話も聞けるし、仕事は大変だけど楽しいよ」
正直、バックパッカーやってる自分はこの言葉を聞いて頭があがらない思いで一杯になった。
その後も、彼は綺麗な夕陽の見える丘へ連れていってくれたり、タジン鍋で美味しい晩御飯を作ってくれたり、夜には満天の星空のもと太鼓を演奏して聴かせてくれて、僕にたくさんの素敵な時間をくれた。
そんな事もあって、この旅もすでに後半を迎えて、この旅を通してお世話になった人達のことを思い返して僕には何が出来るか、考えてみる。
いつも無為無策な自分だけど、もう少し真剣に考えてみる。
この旅を通して、世界って本当に広くて、とてつもなく大きくて、その中にいる自分は大した力もないし、賢さもないし、そんな自分が出来る事なんてごく限られてるんだろうけど、それでも何かはきっとあるはず。それが大きな事なのか、小さな事なのかはわからないし、そもそも分かる必要もないんだろうし、あるいはきっと自分ではいつまでもわからないことなんのかもしれない。だったら、それでもその事を考え続けて、前に進むように行動し続けることに人生の意味や価値が生まれてくるのだろうって、今の自分は思った。
そうして、もしかしたら何かの拍子に実が結んで、花が咲いてくれるのかもしれないって思った。
砂漠のツアーを終えての別れ際に、彼から
「Are you happy ??」
って聞かれた。
『I’m very happy !!』
って素直に笑顔で答えてる自分がいて、そしたらまた向こうも笑顔になってくれて、急いで握手とハグをして別れました。
なんか知らないけど、笑顔の彼を見てたら、また勝手に泣きそうになってる自分がいたからw
あぁ、こんな出会いがあるからまだまだ旅していたいなって思いつつ、ここ最近は帰国した日本でのこともちょっとづつ考え出している自分がいる。
今日の音楽
彩り / Mr.Children
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