映画感想『プラダを着た悪魔』

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「ファッションは利便性じゃない
アクセサリーはアイデンティティーなんだ。」

こんなことを意識して服を着たことってありますか?!
この映画の中で僕が妙に意識させられたセリフがコレでした。

そりゃ~人前に出る機会があるんだから、イイ服を着て、かっこいい靴を履けば、そんな自分がいつもとはちょっと違う気持ちになって、周りにもちょっと違う印象を与えれることは分かるんです。

けど~寒い冬には丸くなるくらいに服を着込んで、マフラーを巻いて、手はポケットに突っ込んだままが一番暖かいんだよ!近場に出るなら~ちょっとくらいダサい格好でもかまわないんじゃん?!って。正直、あまり服にそこまで頓着のない自分は~こんな考えでいたので、この映画を見るまでと見た後では、『ファッションって何?!』を改めて考えさせてくれた映画です。

ストーリーは、ファッション?!D&Gってなに!?のファッションに無関心なジャーナリスト志望の女性(アン・ハサウェイ)が、超一流ファッション誌の女編集長(メリル・ストリープ)の下に面接しに行くところから始まります。

この女編集長がファッション業界に君臨する女帝にして、悪魔のような存在!!
この役をメリル・ストリープが演じているんですが、んも~~~~~~~う、上手いんです!あぁ~やり手だけど~部下を駒のように思ってる嫌な上司ってこうゆう事だよねっていうのが映画を見ているとありありと伝わってくるんです。眼鏡のはずし方ひとつ、部下を見る時のつんとした目線なんかとっても、嫌みったらしい感じが出ていてイイです。

そんな彼女が仕事でYESといえばそれはYES、四六時中鳴り響く彼女の電話には絶対に出なきゃダメ、しかも無理難題をふっかけるのに~どんなに頑張っても結果が失敗ならそれはダメ!彼女は失敗には絶対に甘い言葉はかけてくれないんです。けど、その嫌な上司も~悪魔な部分が徹底していて気持ちいいから映画を見ている側は怒られる彼女(アン・ハサウェイ)を可哀想と思いつつも、編集長には嫌な気持ちにはならなくて、むしろその仕事ぶりと徹底された感じに尊敬のまなざしで見てしまいました。ほんと、ただの嫌なだけの上司でないように見せるのが絶妙です!

この映画、上司と部下の関係で設定されてるんですけど、それを見ていると社会ってこうゆう事なんだよねってのも分かる気がしました。仕事で結果が出なければ、それは失敗だし、そのことを慰めても~その場は気持ちが軽くなるかもしれないけれど、結局何の進歩にもならないんですよねぇ。世の中そんなに甘くない。。当たり前のことだけど、そのリアルさがあるから~社会に出て働いている人には辛くも親身になって見れるんじゃないのかなと思いました。

映画自体もファッション業界を描いているので、華やかでキャストの着ている服はみ~んなプラダやD&G(俺の知識の底が知れてしまう位のブランド名ですが・・・)など女性の好きな!?ブランドがたくさん出てきます。興味がなくても目がいってしまうようなカメラワークで出来てるので~ついつい魅入ってしまいました。女性の服なんてたくさんありすぎて分からない自分でさえ、あぁ~この服可愛いなって思ってしまったくらいなので、女性からしたらそれはもう楽しくてしょうがないんだと思います♪

とりあえず予告編の3~5倍増しくらいの面白さがあることは間違いないんじゃないかと思います。

あっ、個人的にはアン・ハサウェイが可愛いデス!!(笑)

久々に気持ちよくて楽しいなって思える映画でした☆

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プラダを着た悪魔 予告編

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