目次
人生を楽しくするための「仕事。」を学ぶ
- 僕と同じ年の頃、何していましたか?
- 自分の声で話せるだけの失敗経験を持つ
- 今を見ながら、未来も想像する
概要
「私と同じ年の頃、何をしていましたか?」 「悩んだとき、どう乗り越えましたか?」 大人になってからのほとんどの時間、僕らは仕事をしている。 だとしたら僕は人生を楽しくするための仕事がしたい――。 映画プロデューサー、作家として躍進を続ける川村元気が、 12人の巨匠に学んだ、仕事で人生を面白くする力「壁を乗り越え、一歩抜け出す」唯一無二の仕事術!
著者の川村元気さんってどんな人?
1979年生まれの映画プロデューサー、映画監督、小説家、脚本家。
これまでに『電車男』『告白』『悪人』『モテキ』『おおかみこどもの雨と雪』『寄生獣』などの映画を製作。
2016年に企画・プロデュースした『君の名は』は、観客動員1900万人を動員して、興行収入250億円を超える大ヒットになって、中国、韓国、台湾等でも歴代の日本映画の最高興行収入を記録。2020年の東京オリンピック・パラリンピックの開会式・閉会式のプランニングチームの一人にも就任している方です。
歴史を作ってきた有名人たち
山田洋次、沢木耕太郎、杉本博司、倉本聰、秋元康、宮崎駿、糸井重里、篠山紀信、谷川俊太郎、鈴木敏夫、横尾忠則、坂本龍一
12人の名前を見て、初めから知ってたのは10人。知らなかった2人は、話を聞いたり、作品を調べたりする中で、おぉ!この人が!ってなってた。
けど、読み進めるほどに、実際はどんなことを考えて、何を成してきた人なのか、初めから答えられた人は、1人もいなかった。
知ってるつもりだった。
この本では、川村さんが12人の偉人たちに1年間をかけて訊ね続けた質問があります。「僕と同じ年の頃、何をしていましたか」
自分なりの方法を見つけて、壁を乗り越えている
どの人のインタビューからも共通して感じたことは、自分がやってきたことと合わせて、その時の世の中がどんな時代だったかを感じて、それを一つ一つ自分なりの言葉や表現で語る姿。
経験や失敗を繰り返しながら、少しずつ自分の信念に気がついていくそれぞれの姿が描かれています。
共感できることも共感しにくいこともあって、その方法は一つでない。
同じ時代を生きてきた人たちでも、感じ方や捉え方が違っていて面白い。
まだまだ先を見据えて楽しんでいる好奇心
骨太な巨匠たちが30代の時にどのように仕事に向き合っていたのかを聴く(読む)ことができる貴重な体験。
過去、現在とあって、最後には必ず未来について語る姿には、時代の流れをつかみながらも、まだ更に先をいこうとする背中を見せられた感じがした。
それを憧れの様に見ている自分に気が付いて、憧れてる間は絶対に追いつかないなと思った。
けれど、自分なりの「仕事。」がしたくなった。
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