落ち葉が茂る遊歩道をゆっくりと散歩していた時のこと、突然何かが道を横切ろうと垣根の下から勢いよく飛び出してきた。
一匹の黒猫。
驚いてつい立ち止まったら、向こうもこちらに気がついて動きを止めた。
目が合ってしまった。
しばらく見つめ合った後、目を合わせたままゆっくりとお辞儀をして道を譲ると、黒猫は然も当然だろと云わんばかりにそのまま行ってしまった。
変なことをしてるなって思われるかもしれないけれど、なんだか猫には敬意を払いたくなってしまう。
人懐っこいところをみせてくれたかと思えば、そればかりでは違和感がある。
自由奔放で気まぐれでいるからこそ猫なのである。
猫は猫らしく、
らしく生きるのが一番なのだと学んだ一日。
僕らしさとはなんだろうか。
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