ボクと僕

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今年の年賀状は~3枚!

ありがとうございます!!多謝!!!

最近はネットやメールで新年の挨拶を済ませることが主流になってきているのか、めっきり年賀状を書いたり貰ったりする機会が減ってしまいました。けど、ネットやメールのおかげで不意に繋がる気持ちも増えた様に思います。

ネットやメール、年賀状を通して頂いた挨拶の中にソレはありました。

その人は、「10年前くらいのボクを知っている」と書いてくれていました。
それと一緒に、当時仲の良かった友達の名前がいくつか出てきて、「彼等は今、何しているんだろって思う時あるよ。」とも書いていました。不意に僕を見つけたことが嬉しくてメッセージを書いたとありました。

そのメッセージを読んだ瞬間、気持ちごと一気に十年前に引き戻された気がして、本当に色々なことを思い返していた。

連絡先はずっと消せないでいるから、ボタンひとつで話せなくもないのかもしれない。
でも、正直言って奴らといま会って話しをするとしたらって考えたら、何を話ししていいのか分からない。昔を懐かしんで話しするのか、今の話を手探りに話しだすのか……真ん中の時間がポッカリと穴があいてしまっていて、そこに何を埋めて話をしていいのか分からない。

気兼ねなくあんなに仲良くしゃべっていたのに今はそれが出来る自信がなくて怖かった。

十年前の自分。
くだらないこと、まじめなこと、自分のフィールドで精一杯息をしていた。
17歳のボク。

昔はきれいに繋がっていた一本の糸が、今はプツンと切れてしまっていて、その端と端をどうにか結ぼうとしたら、不器用な結び目の瘤になってしまいそうな気がしたんです。

繋げようとすることが逆に不器用に際立って目立ってしまいそうで怖かったから。

不格好な一本の糸。

メッセージをくれたことは、素直な気持ちで嬉しかったです。
けれど、十年前のボクはもうそこにいなかったから、良かったら、気が向いたらまた今の僕を見に来てください。と書いてメッセージを送り返しました。

ぽかんと不意に空いた胸の穴を、ぼんやりと見つめるそんな日でした。
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