箱の中には世界に一匹しかいないムシがいるという。
見たい子いる?
覗きたい覗きたい覗きたい!
覗いた箱の中には、棒っ切れや葉っぱが一杯に敷き詰められている。
お目当ての虫は上手に隠れているのか、目を凝らすも虫は見つからなかった。
あったのは小さな鏡が一枚。
自分と目が合って、見つめあう視線。。。
保育園の卒園式に園長先生が用意してくれたプレゼント
泣きムシ、弱ムシ、怒りんぼうムシ、本のムシ…
今日世界に一匹しかいない君たちは大きく成長して、いま旅立とうとしている…って、そんな話をしてくれていたっけなぁ。
最近、ご飯がおいしくてよく食べるんですよね。
栄養をたっぷり蓄えて、つぎの成長に備えている頃なのか…
ある朝、目覚めると巨大な虫になっていた
『変身』
ふと、そんな自分を想像した。
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