世界を旅してみたいけれど、一人で行くのはちょっと怖い……と思ったことはありませんか?
この記事では、ひとり旅のやりがいや大変な点、安全な旅への対策・考え方を紹介します。
実際の体験談と失敗談をもとに、海外ひとり旅のメリットとデメリットを一挙にご紹介。
海外旅行ひとり旅の背中を押す、価値ある旅になるきっかけになれば幸いです!
筆者が1年3ヶ月かけて25ヵ国の世界一周ひとり旅した中で得られた価値観や考え方、旅行中の失敗談を元にした対策方法などをご紹介しています!
海外旅行がおすすめな理由・学べる価値観
自由でマイペースだけど、責任がすべて自分に返ってくるひとり旅。
旅の目的はそれぞれ違うので、まずは海外旅行ひとり旅のヒントを見つけてもらえたら嬉しいです!
”旅”をおすすめする理由や得られる価値観から解説していきます。
- 本場のグルメを楽しめる
- 雄大な自然、観たことない絶景を一望できる
- さまざまな国籍の人と出会える
- お国柄、文化、政治、宗教観を学べる
- 異なる価値観、理解できない考え方の違いに向き合う
- 四季の経験、季節を飛び越えることができる
- 時間・時代や歴史を超える経験もできる
本場のグルメを楽しめる
海外旅行の理由として、本場の料理・グルメを楽しみにしている人は少なくないはず。
世界を探検して未知の味に出会える可能性は、旅に挑戦するモチベーション・面白みや価値のひとつになりますよね。
新しい料理に挑戦することは、時に勇気いるから冒険の要素があります。
TV番組で、海外の想像もしない調理方法や派手な盛り付けに度肝を抜かれた経験ありませんか?どんな味がするんだろう??
テレビの前では決してわからない、料理を五感で味わい尽くす贅沢な体験。
汗をかくほどの辛さ、ウットリする甘味、華やかな香り、鼻が曲がる臭さ、などなど。
旅行先の空気感、お国柄や雰囲気を感じながら食べる料理は、格別の味。
もしかしたら生涯のお気に入り料理と出逢えることもあるかもしれません。
本場インドのナン&カレー、ベトナムのフォーやジャマイカのジャークチキンなど、世界各国の味は、その国の文化の一部となって観光客を迎えてくれます。
海外での食事は、一生の思い出に残る体験、旅を挑戦するにふさわしい要素の一つだと思います。
個人的には各国のビールも飲み比べがおすすめ!熱い国では汗をかくからごくごく飲めるさっぱり味、ヨーロッパは地域ごとに味わいが異なりビールに多様性があった。ローカル料理と地ビールのマッチングが旨い!食事以外でもスイーツや好きな食べ物の食べ比べは旅の驚きとモチベーションになるのでおすすめ!
雄大な自然、観たことない絶景を一望できる
死ぬまでに見たい景色や、有名な世界遺産を目の前にしたとき、あなたはどんな気持ちになると思いますか?
雄大な自然を前に自分の世界観が一変させられる可能性は、旅にチャレンジしたくなる要因になりますよね。
そんな雄大な自然や見たことのない絶景を楽しみに旅行する人もいると思います。
人によっては、旅先の路地を何気なく散策して見た一瞬の風景に目を見張るような経験をすることもあるでしょう。
日常を離れて、慣れない環境に身をおくから気が付けること、新しい人生観が生まれて、さまざまな生き方や可能性に心が開かれることもあります。
海外で観れる唯一無二な景色を見ることは、一生に一度の価値ある体験になります。
さまざまな国籍の人と出会える
海外旅行の理由として、さまざまな国籍の人との出会いを楽しみにしている人もいるのではないでしょうか。
会話を通じて新しい価値観や考え方を得る経験は、何物にも代えがたいもの。
現地で出会う人や世界中の旅人との出会いからは、国際的な文化からくる生き方や考え方の違いを知ることができます。
何気なく口にした言葉や人との出会いは、私たちの生き方を大きく変える可能性を秘めており、そのような人々と出会う旅は、言葉や国籍、民族といったあらゆる壁を取り払うことができる貴重な体験です。
思いやりの心、個性の尊重などの共感だけでなく時には反感する時だってあり得ます。
けれど、さまざまなバックボーンをもつ人との交流は、あなたの人生を想像以上に豊かにしてくれますね。
アメリカのブロードウェイで本場ミュージカルに感動してタイムズスクエアの中心に立ってそびえ建つビル群を見上げてたらアメリカンドリームの意味がちょっと感じれた。その後、別の州の片田舎でヒッチハイクして泊めてもらった家のお母さんに旅の話を伝えたら、「大事な家族がいてゆっくり過ごせる時間、私にとってはこれがアメリカンドリームなのよ」という言葉を聴いた。考え方が広がって、人生を豊かにしてもらった経験。旅の出会いは貴重で、財産になる。
お国柄、異文化、政治、宗教観を学べる
その土地の風土や受け継がれてきた文化に根ざした生き方に基づく価値観や考え方には、学ぶべきことが多くあります。
特に政治や宗教などの考え方や、そこに表れる国民性は、日本では意識することが少ない人もいるかもしれません。
けれど、島国の日本を離れて各国を旅すると政治への意識や宗教観が、海外の人々の中では強い興味として感じられて驚くこともあるはずです。
訪れた国がどのように過去と現在を結びつけているのか、その体験から学ぶことも旅の醍醐味のひとつでしょう。
旅先では、土地土地にある信仰性や習慣の重要性、精神的・文化的な慣習がさまざまな色模様として形で残された跡を多く観られます。
都市の造りや教会の造形、英雄を称える歌、それぞれが体現する言語、これらはすべて、それぞれの国を理解するための遺産と伝統に満ちた現象です。
そして何より、旅先で外国の文化から学ぶことで、その多様性と同時に、その似ているところ、違いに気が付くことができます。
日本を離れて初めて、日本の良いところ、悪いところが見えてくることもしばしばありますねよ。
旅先での気づきを通して、自分のいた環境が改めて好きになる経験をした人も多いと思います。
異なる価値観、理解できない考え方の違いに向き合う
異なる価値観や考えと向きあった時、あなたがどんな考えや態度で接するのかに答えはありません。
そして、旅先で異国の文化に順応していくことはとても大変なこと。
旅先では、服装や食事などの習慣、強いては美人やイケメンの基準など、旅先では多種多様な考え方や価値観と向き合う機会があります。
その中には、日本で生まれ育って身につけた価値観や考え方とは大きく異なり、時に容易に理解できない、相容れにくいこともしばしば起こります。
むしろ全てを受け入れられるかというと、実際は理解できないことの方が多いくらい。
けれど、新しいものを受け入れようとする姿勢があれば、大きな学びを得るのも事実。
異文化との出会いや新しい生活様式と触れ合うことは、あなたの心が開き、寛容になり、最終的にはあなたの視野を広げることにつながります。
つまり、旅先での異なる価値観との出会いは、人生に影響を与える有意義な体験と言えるのではないでしょうか。
海外旅行には、日本では決して学べない価値観や考えと向き合える瞬間が多くあります。
それは、旅をする理由の一つに十分なり得んではないでしょうか。
この対応が合っているのか今でもわからない。。。初めての海外ひとり旅でインドを旅した時、観光地には多くの物乞いの子供がいてバクシーシ(少額の金銭や食事などを施す)を求められた。1人の子供に渡すと、他の子供たちに囲まれた。別の機会に少し多めに渡して皆で分けてと伝えても聞いてもらえなかった。インド人に言うと無視すればいいと言われたけど難しくて、けれどさすがに全員は助けられない、、、いまは1日で最初に出会った子だけに向き合うことにしている。嬉しかった?美味しかった?と聞いて「うん」と頷いてくれたら『じゃあ、笑顔を見せてくれる』とお願いして笑顔をもらう。海外に行くたびに思い出す出来事。
四季の経験、季節を飛び越えることができる
海外旅行をおすすめする理由のひとつに、複数の季節を体験できることがあります!
日本が冬の時期は、南半球では夏真っ盛り。
その他の地域では春や秋の季節を迎えている国もありますよね。
つまり、季節を追いかけて旅すると1年のうちに2回も3回も同じ季節を楽しめるんです。
日本の季節を飛び越えて、それぞれの国の季節の楽しさを体験できるのも、旅行の醍醐味。
例えば、インドでは暑季(夏)、雨季、乾季(冬)の3つの季節で秋がない。
最高気温は50℃近く、とにかく暑い夏の日々が終わるとスコールと呼ばれる豪雨を持つ雨季が4ヶ月も続く。
冬のドイツではクリスマスマーケットが開かれ、温かいグリューワインや郷土料理が通りを彩り、同じ時期にオーストラリアでは水着姿でBBQ祭りが行われている。
日本の四季にさまざまな表情があるように、ひとつの国を季節ごとに訪ねるとまた異なった思い出に残る体験ができます。
春には緑豊かな森と咲き誇る花々、夏には暑い日差しのビーチ、秋にはまばゆい紅葉と、季節ごとのエンターテインメントも多種多様で魅力がいっぱい。
それぞれの季節を味わうことで、その国ならではの季節体験ができるのは旅の面白さですよね。
旅先の国にはベストシーズンがあるから、訪ねるタイミングによってその国の印象がガラッと変わることもしばしば。約3ヶ月過ごしたフランスでは短い期間で晩夏・秋・初冬の3つの季節が見れた。草花が咲いてポカポカ陽気の夏とめったに晴れない曇り空のパリの冬では印象が大きく違った。フランスの人が太陽が有り難がる、ビーチで思い切り日焼けを楽しみたい人の気持ちがちょっとわかった体験。
時間・時代や歴史を超える経験もできる
海外旅行するとても大きな価値のひとつに、時代を超えた体験ができることがあります。
いまの日本は先進国でほとんどのものが手に入る便利な国。
けれど、いまの豊かな国の状態は、戦後の貧しい時代を経たからこそ成り立っていますよね。
同じように、世界の中には貧しい時代を経て少しずつ発展している途上国がたくさんあります。
そして、現在でも戦争や内戦が起こっている国が多くの国がたくさんあります。
つまり、豊かな国や発展途上国や貧しい時代を生きている国が、同じ時間にあるということ。
旅をするとそんな時代や時間を超えた経験をすることが多くあります。
戦争や抑圧の遺産に出会うと、TVだけでは目に見えない人々の生活や社会に足跡が垣間見えて、身の引き締まる思いがします。
また、いろいろな国を旅することで、人間がずっと考え続けているより良い生き方や幸せについてもを考えさせられて、強く意識させられると思います。
海外旅行を通じて、歴史の流れや時代について知ることができるのは、旅行の貴重な要素の一つだと思います。
あえて極端に言うと、旅をするうちに先進国の首都の街並みを見るのはあまり面白くなくなってきた時がありました。。。ビルが立ち並んで、程よく整理された道路と有名なファッションブランドのショップなんかあるとどこも似た印象に。細かく見ればもちろん違うけれど、人の利便性を求めると街の形は一つに似てしまうのかななんて思いました。歴史を追いかけたり、遡る旅も面白そう!
ひとり旅のメリット・デメリットと対策方法
- 旅を好きに計画できて、予定をやめることも自由
- 時間に縛られないから、すぐに行動できる
- 周りの人に気を遣わないで自己中(自分らしく)になれる
- ひとりぼっちだから自分と向き合う時間がたくさんできる
メリット1:旅を好きに計画できて、予定をやめることも自由
海外ひとり旅のメリットは、自分の好きなように旅行計画を立てられ、キャンセルも自由なこと。
行きたい国、泊まりたい場所、ショッピングを楽しむか、史跡を訪ねるか等、すべて自由に決めることができます。
ひとり旅なら、その土地の文化の美しさに目を奪われるだけでなく、その土地ならではの味わいや伝統、習慣を掘り下げることも容易でしょう。
また、その土地の人々と触れ合い、その土地のライフスタイルや日々の習慣を理解することもできます。
もちろん、その土地の魅力によって、直前に立ち止まって計画を変更することも可能です。
無限の可能性を秘め、誰にも縛られないひとり旅は、リラックスして自由を満喫できるのはメリットですね。
自由=全て自己責任といことも学べますよ!
メリット2:時間に縛られないから、すぐに行動できる
他人に縛られないからこそ、思い立ったときに旅に出ることができる。
ひとり旅なら明日、台湾に出発して、屋台の料理を食べながら、広大なランドマークや田舎を散策することも可能です。
いろいろな食べ物を試したり、本場の市場を訪ねたり、ゴシック建築や近代的な高層ビルを1〜2日かけてじっくりと眺めたり。
文化の奥深さに触れたり、新しいスキルが身につくまでトコトン向き合ったり、近くの公園やビーチを何も考えないでのんびりと散策する日々を送ることも可能。
ひとり旅は、時間を最大限に活用できて、実りある経験にできるのも大きなメリット。
メリット3:周りの人に気を遣わないで自己中(自分らしく)になれる
海外ひとり旅の理由やメリットのひとつに、周囲に気を遣うことなく自分らしく行動できることが挙げられます。
日常の人間関係や束縛から解き放たれ、未知の土地で冒険と挑戦を通して、自立を学び、異なる人生観を理解する機会を得ることができる。
美しい風景に浸り、周囲のユニークな文化に親しむうちに、期待という重荷を背負うことなく、自分自身の存在をまったく別の角度から探求することができるかもしれません。
また、新しいことを経験し、見慣れたものや快適なものを超えて冒険することで、自分自身をよりよく知ることができます。
自分自身をコントロールし、必要なことは何でもできるので、恥ずかしくなく、思い切り楽しむことができます。
さらに、慣れないことに自信を持って取り組み、失敗しても対処できるようになることで、自分自身の長所と短所を自覚する機会を得ることも可能。
これらのすべての要因は、非常に多くのひとが海外旅行でひとり旅を選ぶ理由の一つだと思います。
海外ひとり旅は、個人の成長とあえて喜怒哀楽を爆発させて気持ちのままに生きるきっかけを与えてくれます。
メリット4:ひとりぼっちだから自分と向き合う時間がたくさんできる
海外ひとり旅の移動時間は自分と向き合う時間が多くなる絶好のチャンス。
ひとり旅は、自分の長所と短所を発見し、自分自身を発見するのに役立ちます。
旅先での楽しい体験や辛い出来事の全てに対してじっくり向き合える時間。
自己反省をしたり、決断する際の自己管理を学べたり、けれど結果的に失敗したり、、、旅先での自己との向き合う時間は自分の気持ちや感情を知るには最適。
自分を観察するだけでなく、周囲の人々に目を向けたり世界に対する広い視野を養うのも良いですよね。
現地でダイレクトな異文化体験を通して学ぶ機会は、最高の学びの時間。
日常生活から離れ、スリリングな冒険に乗り出すことで、人生に彩りと興奮を与えてくれることは言うまでもありません。
ひとり旅をすることで、自分と向き合い家族や友人について考える時間過ごすと、必然的に人を大切にできるようになり、自立心も身につきます。
- 自分次第で決まらないと何も進まない・始まらない
- 荷物を多く持てない、管理・見守りが難しい
- 食事(種類、量)をたくさんオーダーしにくい
- 思い出を共有しにくい
- トラブル時など相談する相手がいない
現在、デメリット詳細、失敗談や安全な旅への対処法は加筆および修正中です。
修正が終わり次第、更新を行います。
ご迷惑をおかけして申し訳ございません
海外ひとり旅して新たな変化はあるか?
結論から、ここまで読んでもらったからあえて正直に言えば、旅行するか、旅を豊かにするかは自分次第。
もちろん、海外ひとり旅から得られる学びは、無限大にあります。
その時間を通して、人間関係からもすこし解放された状態で何度も繰り返し考えて、思い考えを巡らす時間はひとり旅の最高の贅沢だと思います。
けれど、たぶん何かが大きく変わるかはわかりません。
ここまで書いてきたような新しい発見はたくさん合ったけれど、自分で身に付いたかも怪しい。。
けれど、独りで過ごして無駄に考える膨大な暇な時間は貴重な経験でした。
特に、一人で過ごす移動時間の中には、スマホも使わない音楽も聴かないで、ただただ景色を眺めている途方もない時間。
その時間の中でひとり旅を通して体験できたことを繰り返し考えて、自分の考えを少しだけ深められる事ができたかなと思います。
- 旅先での出会い、縁の大切さ、寂しさ
- 異なる考え・価値観との向き合い方
- 想像をこえる時間が創る雄大な自然への有り難み
- 人の積み重ねた時間が造る歴史的遺跡への驚き
- 予想を上回る出来事やトラブルと対処法
- その都度で表れる自分勝手な行動と態度
- 好きな歌の歌詞や本に表れた言葉その持つ意味
- 旅先での忘れたくない、忘れられない会話
- 旅を助けてくれた家族や友達の優しさ
海外旅行する旅に、いまも考え方が変わる、価値観が変わること、また元に戻ることもしばしば。
いま言える一つの変化は、死ぬ前「あぁ、海外旅行(世界一周)しとけば良かった」という後悔だけはなくなった。
ここまで読んでいただいて、海外ひとり旅をするきっかけ、旅行する気持ちの背中を押すことに繋がれば幸いです。
海外ひとり旅するメリット・デメリット
海外旅行&ひとり旅から得られる・身につくこと
安全で楽しいひとり旅にするための対策方法
ひとり旅の具体的な楽しい体験や失敗談